図書館の静寂と意欲が好き。
最近はよく図書館に行って図書を漁る。
“狭小住宅”の。
でも本当は狭小住宅の定義から外れる・・・
学生時代、住居について学んでいた頃
(頭脳がついていかなかったため工学部には入れず)
授業で兼好法師の一言を学んだ。
それは徒然草に書いてある一言で、
家作りにはとても大事で直感的に重要だと感じたもの。
そしてそれは確実に現代技術の無駄も露呈してるのではないかと思う。
そこに日本人の知恵があると感じる。
家の作りやうは、夏をむねとすべし。
冬はいかなる所にも住まる。
暑きころわろきすまいは、堪へがたき事なり。
これは私の中で根付き今も尚それを念頭に涼しい家をプランニング中。
設計士ではないが素人でもないので多少の寸法等が頭にあるので仕事は早い(ほんと?)
仕事の延長上でCADで図面をカキカキ。
日本人は
縁側を設け外部との接触を和らげ時に憩いの場とし
簾を設け直射日光を遮り程よい光を室内に取り込み
風鈴で耳から涼を感じ体感温度を下げ
うちわで人工だけれどもとても気持ちいい風を起こして夏を楽しんできた。
そんな心を忘れたくない。
住宅に関する思いは人それぞれですが家族みんなが共通の思いを抱ければとても幸せなんだと思う。
それをより一層感じたのが今朝メールが来た “
親子の日” 主催者のこの人の
ブログ
蔀戸(しとみど)というもので
細かく格子を組み、裏に板を貼った板戸で、
上下に分かれているもので
上部は跳ね上げ可能で、外あるいは内に押し上げて開き、
下部は取り外し可能なもので用途において使い分けをしていました。
現代建築に格子が好まれているのなら
どうせなら蔀戸にしてしまえばいいのに。
現代人がそんな苦労する建具を使用するとは思えないのですが(笑)
::参考::